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妊娠初期の中絶は手術なの?同意書は必要?体への影響は大丈夫?

2017年02月04日
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妊娠したのを喜ぶ人がいる反面で

 

どうしても産めない事情があって中絶を選ぶ人もいます。

 

また、中絶される人の中には、つわりがきつすぎて母体の

 

安全が維持できない。

 

それについてはこちらにも詳しくのせています。

 

妊娠悪阻の症状とは?重症だと点滴や入院が必要?保険はきくの?

 

 

妊娠したけれども染色体異常が発見されて

 

中絶を選択される方もいます。

 

どのような事情にしろ、身体または心には影響がいきます。

 

今回は、妊娠初期の中絶手術についての方法や費用

 

痛み、リスクなどの体への影響、また心への影響についても

 

ナースの観点も踏まえてご説明していきたいと思います。




妊娠初期の中絶は手術なの?同意書は必要?体への影響は?

その1:中絶手術って何?

 

中絶手術とは、正式には「人工妊娠中絶」とよび

 

やむを得ない事情で妊娠の継続が困難になった場合に

 

医療機関で妊娠を中断する手術のことです。

 

赤ちゃんの命に関わる問題なので

 

母体保護法という法律で規定されています。

 

この法律では

 

・母体の健康上の理由や経済上の理由で妊娠継続が困難な場合

 

・性暴力の被害による妊娠の場合

 

この条件のもと中絶手術を受けられると定められています。

 

妊娠初期の中絶は手術なの?同意書は必要?体への影響は?

 

その2:中絶手術を受けられる期間は?

 

中絶手術を受けられる時期は妊娠22週未満(妊娠21週6日まで)

 

と決められています。

 

妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なり

 

母体に与える影響にも違いがあります。

 

月経が遅れ、「妊娠かな」と思ったときは

 

すでに妊娠4週~7週になっているケースがほとんどです。

 

検討されているのであれば、早い方が体への負担は

 

軽くなるのです。




妊娠初期の中絶は手術なの?同意書は必要?体への影響は?

 

その3:中絶手術の方法は?流れを説明します。

 

妊娠初期の中絶手術では最初に婦人科で

 

正常妊娠かどうかを診断します。

 

妊娠していることがわかって中絶手術を受けると決めた後は

 

中絶の同意書や手術方法について説明を受けます。

 

同意書は本人と配偶者(パートナー)の同意(署名・捺印)必要ですが、

 

パートナーがわからない・亡くなっている場合には

 

本人の同意だけで受けられます。

 

同意が完了すると、血液検査や心電図検査などをおこなって

 

体に異常がないかを調べて手術日を決定します。

 

また費用ですが、中絶手術には保険が適用されませんので

 

妊娠初期の場合で10万円前後が目安となります。

当日は必要書類のほか、生理用ショーツとナプキンを用意します。

 

入院の用意(パジャマ、洗面用具など)が必要なこともあります。

 

麻酔をかけたときに嘔吐することがあるため、

 

手術の前10時間ぐらいから水をふくめて飲食はいっさいできません。

 

また診察のさまたげになるので、化粧やアクセサりーもしてはいけません。

 

服装はスカートなど、脱ぎ着のしやすいものにします。

 

麻酔は、点滴をしながら静脈から麻酔をしていく静脈麻酔ですので

 

意識がなくなることはありません。

 

その方法ですが

 

◎妊娠初期(12週未満)…「掻爬法(そうはほう)」

 

または「吸引法」でおこなわれます。

 

子宮口をあらかじめ開いた上で、スプーン状の器具や鉗子で

 

胎児と胎盤を除去、または吸引する方法です。

 

通常は10分から15分程度の手術で済みます。

 

痛みは、子宮の中のものが掻き出されるので強いですが

 

出血はあまりありません。

 

体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。

 

◎妊娠中期(12週~22週未満)…あらかじめ子宮口を開いたあと

 

子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし、流産させる方法がとられます。

 

個人差はありますが、からだに負担がかかるため

 

通常は数日の入院が必要です。

 

また中絶後は役所に死産届を提出し、胎児の

 

埋葬許可証をもらう必要があります。

 

中絶後の数日間~10日間程度は

 

少量の出血や痛みがみられます(個人差はあります)。

 

感染症を防ぐため、病院からもらった薬をかならず飲み

 

ナプキンをこまめに取り替えましょう。

 

出血があるときの入浴はシャワーだけにし

 

外陰部を清潔に保ってください。

 

ホルモンバランスがくずれ、めまいや頭痛などを起こすこともあります。

 

セックスやアルコールは、少なくとも出血が止まるまでは

 

控えたほうが安全です。

 

経過が順調ならば、術後4週~6週程度で

 

次の月経がきます。

妊娠初期の中絶は手術なの?同意書は必要?体への影響は?

その4:中絶後の体への影響は?

 

◎からだへの影響…中絶によってホルモンバランスが乱れ

 

月経不順や無月経などの月経異常が起こることがあります。

 

子宮や卵管が感染症などで炎症を起こすこともあります。

 

そして不妊症や子宮外妊娠の原因となることがあります。

 

◎心への影響…中絶した子供への罪悪感や後悔の気持ちが

 

ストレスとなって長期間残る女性は少なくありません。

 

負担が多いのは女性側だったりしますので、繰り返しの中絶など

 

しないように注意していきましょう。




まとめ

 

・中絶手術を受けられる時期は妊娠22週未満(妊娠21週6日まで)

 

・母体保護法により決められている。

 

・中絶手術は妊娠初期の場合で10万円前後が目安となります。

 

・中絶手術が認められているのは、各都道府県の医師会が指定する

 

「母体保護法指定医」である。

 

・初期の中絶で手術は、日帰りで終わる。

 

・早い時期での決断の方が、身体に及ぼす影響は軽いが、

 

どの時期でも心へのダメージは大きい。

 

 

知らない不安を解消できれば幸いです。

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コメントで頂けるとお答えさせて頂きます。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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